子宮内膜症 血液検査 数値

血液検査の数値だけでは診断できない子宮内膜症

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子宮内膜症とは本来であれば子宮の内側だけで存在するはずの子宮内膜組織が卵巣や卵管などの子宮の内側以外の所で発生し増殖する病気で、子宮以外の場所には排出される所がないために出血した血液がその部分に溜まってしまい痛みなどの様々な症状を引き起こしてしまいます。
20代後半から40代前半の卵巣機能が活発な時期に発生することが多く、月経のある人の10人に1人は子宮内膜症であるといわれています。
閉経期を迎えると発生頻度は急激に減少しますが、現代の女性は初潮年齢が早く、出産経験が少ないなど月経の回数が多くなっていることから発症数は増える傾向にあります。
この病気の確定診断は手術あるいは腹腔鏡直接患部を確認することが必要ですが、容易ではないために、補助診断が必要となり血液検査で腫瘍マーカーを調べています。
では、この腫瘍マーカーについて詳しく紹介していきます。

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子宮内膜症の血液検査では血中の腫瘍マーカー「CA-125」の数値を調べます。
他にも「CA19-9」「CA72-4」という物質もありますが、「CA125」のみが保険の適応となっているためにこの数値みます。
正常値は35IU/mlですが、子宮内膜症では高くても150IU/ml程度までの上昇にとどまることがほとんどですが、まれに500IU/ml異常を示す場合もあります。
しかしこの血液検査の欠点は感度が低いことです。
つまり、CA125は腹膜、胸膜、子宮、卵管内膜でも生産されるため子宮筋腫、炎症、膵炎、胆のう炎などでも上昇します。
子宮内膜症では50%を超える高い偽陽性を示してしまいます。
ですから、高くてもこの病気ではない人、逆に低くても病気の人もいるのです。
また、CA125は女性ホルモンのエストロゲンで亢進し、性、加齢、性周期および妊娠に影響を受けます。
閉経後は10〜15IU/mlが正常とされ、加齢につれて減少傾向があり、月経時には600IU/mlくらいまで上昇します。
このようなことから、病気の診断は血液検査だけの判断は適切な治療法にはつながらず、必ず超音波検査もあわせて受けたほうがよい結果を得ることができるでしょう。

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